難しい比較級を簡単に説明



英語には特殊構文というのがあります。通常の基本では考えられない形を とってしまうのですが、このようなものは理屈抜きにしてそのまま形と意味を 覚えてしまうことも大事です。

比較級の中でも特殊な形を取るのがこの比較級です。カンマの前後に変わった形の
英文をとります。「~すればするほど、さらに~する」といった訳になります。
この比較級はThe 比較級という特殊な形をとります。通常はTheはつかないのですが、
この場合に限りつきますので、toeicなどのテストの際には注意しましょう。



A: The more the teacher talked, the less I understood.
B: Right.

much / the teacher talks little / I understand(過)

1. old / we get  little / we want to eat meat(現)

2. hard / he tries  bad / the situation becomes(過)

3. old / we get  weak / our memory becomes(現)

4. severe / the teacher treats his students  cold / they become(過) (severe きつい treat 扱う)

5. busy / people work  little / they can communicate with their families(現)

6. few / the number of my students becomes  poor / I become(現)

Practice

1.

2.

3.

4.

5.

6.



坂本:今日は比較級その2です。 まずはテキストの例題をみてみましょう。

A: The more the teacher talked, the less I understood.
B: Right.

much / the teacher talks little / I understand(過)

光男:なんかすごくこれまでと違うんですけど。。。the moreってきて主語、動詞の後に また、主語、動詞って。。

坂本:ちょっと特殊な比較級の構文です。 意味を見ると「~すればするほど、~になる」、例題なら 「その先生が(もっと)言えば言うほど、私はわからなくなった/(より少なく)わかるようになった)」

作り方は

The 比較級 S V, the 比較級 S V

SがVをどんな風にすれば(形容詞)するほど、Sがどんな風に(形容詞)Vになるのか、 を表します。この文章の形は変わりません。わかりやすい英会話教材にも登場する英文法です。

光男:例題なら。。。「その先生(S)がもっと(形容詞)話せば(V)話すほど」だから、 the more the teacher talked.か。。。後ろが「より少なく(形容詞)、私は(S)わかる(V)ようになった」 で「わからなくなった」ですね。。。前半と後半の主語と動詞、形容詞さえわかれば、 あとは当てはめるだけですね。

坂本:はい、その通りです。前半、後半わけで、主語、動詞、形容詞を取っていきましょうね。 この文は普通の比較級のちょっと強調形なんです。もちろん会話にも出来てきます。よい英会話学校でも教える文法です。

それでは、テキストをみてみましょう。

A: The more the teacher talked, the less I understood.
B: Right.

much / the teacher talks little / I understand(過)

まず、形容詞があるので、これをthe 比較級の形にします。 muchの比較級はmoreです。スラッシュの後ろにその形容詞をする主語と動詞が あるので、時制を合わせて下さい。

ここでは(過)とあるので、 The more the teacher talked. 先生が言えば言うほど

次にカンマの後ろ「Sがどんな風(形容詞)にVするのか」がきています これも形容詞がまずきているので、これを比較級に。littleの比較級はlessなので、 The less。この形容詞をどんな風に、主語が動詞するのかが後ろにあるので、これも 時制を合わせて下さい。 The less I understood. より少なく、私は理解した=よりわからなくなった

光男:ちょっと語順が普通と違うし、形容詞がとりにくい。。。

坂本:そのような場合はまず、普通のS Vの順番に直します。 「先生がもっと話せば話すほど」だったら「先生がもっと話した」と普通の形に。 The teacher talked more.

光男:これならわかりやすいですね。。

坂本:この形容詞をtheをつけて前に持ってくるんです。 The more the teacher talked.

光男:なるほど!なら、後ろは「わからなくなった/より少なくわかるようになった」 を普通の順番にして。。I understood less. で、theをつけて前にもってくるとThe less I understood. はい、はい、わかりました!

坂本:迷ったらその形に戻して下さいね。 それでは1番からいってみましょう!

<上のやりかたで練習問題の、1~6を変形させましょう。解答は下をどうぞ。>



光男:The older we get, the less we want to eat meat.

坂本:正解。「私達が年を取れば取るほど、肉を食べたくなくなる/より少なく肉を食べたくなる」

光男:これも、「私達が年をとる」で、We get older. 比較級の部分を前にもってきてThe older we getですね。わかってきた。。

坂本:それでは2番は?

光男:The harder he tried, the worse the situation became.

坂本:正解。「彼が一生懸命やればやるほど、状況はより悪くなった」 ですね。それでは3番は?

光男:The older we get, the weaker our memory becomes. 

坂本:正解。「私達が年を取れば取るほど、記憶が弱くなる」ですね。 それでは4番は?

光男:The severer the teacher treated his students, the older they became.

坂本:正解。「先生が生徒をきつく扱えば扱うほど、生徒は先生に冷たくなった」 です。Severeは「きつい」という形容詞、treatは「扱う」ですね。 物などを取り扱うという意味もありますが、人を扱うという意味でも使います。 それでは5番は?

光男:The busier people work, the less they can communicate with their families. 悲しいさだめって感じですね(笑)

坂本:今の日本では仕方ないですね。。 「人が忙しく働けば働くほど、家族とコミュニケーションが取れなくなる/家族とコミュニケーションをより少なくとれる」ですね。 それでは最後は?

光男:The fewer the number of my students becomes, the poorer I become. これもっと悲しいじゃないですか(笑)

坂本:いや、ちょっと思いついたもんで。。。英語は正解です。 「私の生徒数が少なくなればなるほど、私は貧乏になる」 ですね。こうならないように気をつけます(笑)

それでは今度は日本語で問題を出すので、英語に直してみて下さい。

<上のやりかたで練習問題の、1~6を変形させましょう。解答は下をどうぞ。>

問題
1.寒くなればなるほど、食欲が落ちる
2.飲めば飲むほど、悲しくなった
3.太れば太るほど、男性が話してこなくなった
4.薬が強ければ強いほど、気分が悪くなる



解答
1.
2.
3.
4.

光男:「寒くなればなるほど」だから。。「寒くなる」に。。。It gets colder、 食欲が落ちるは。。。ん~I eat lessみたいな感じですか?

The colder it gets, the less I eat.

坂本:正解!!いきなりバッチリです。「食欲」がすぐに出てこなかったので、 「より少なく食べる」としたんですね。OKです。 それでは2番は?

光男:なんかよく聞く日本語ですね、演歌とかで(笑) The more I drank, the sadder I became.

坂本:ね、結構使えるでしょ?英語は正解です。 sadは「サド」と読んで2つなのでerですね。あと、becomeですが、feelを使ってもよいですね。 the sadder I felt. それでは3番は?

光男:これは嫌な文。。。 The bigger I became, the less men talked to me.

坂本:正解。I became bigger. 太った、としてbiggerにtheをつけて 前にもってきます。後ろもmen talked to me less.「話してこなくなった/より少なく話しかけてきた」 で、theをつけてlessを前に持ってきます。 それでは最後は?

光男:The stronger the medicine is, the sicker I feel.

坂本:正解。The medicine is stronger. 薬はより強い にして、比較級を前に持ってきますね。 後ろもI feel sicker. より気分が悪く感じる でthe sickerとして前に持ってきます。

光男:主語と動詞は取りやすいけど、形容詞でやっぱりちょっと考えますね。 元の文章に直せば大丈夫ですけど、時間かかる。。。

坂本:これまでの文章とは大分違う特殊な形ですので、すぐには慣れませんが、 元の文章を考えつつ、少しづつ作って下さい。慣れるとパッと出てくるようになりますよ。

それでは本日はここまでです。次回は「過去完了継続」です。

それではお疲れ様でした。

このような特殊な比較級は実際の英会話ではでないと思われがちですが、日常 英会話でもちょくちょくお目にかかります。ただ普通の比較級ほどの出現頻度 ではありません。toeicやtofleなどのテスト用にも知っておく必要のある比較級 なので、軽く見ずにしっかり覚えましょう。



日記1
駅のコインロッカーから他人のキャッシュカード等を盗んだ男が 逮捕されました。この男は以前から似た手口で数千万円荒稼ぎ。 合鍵でコインロッカーを開け、しかもこの合鍵は自作! この男によると、人がロッカーに貴重品を入れる時 ・通行人の死角になる奥まった場所 ・立った姿勢の位置 にあるロッカーを使う傾向があるとのこと。